インターネットやWWW( World Wide Web)の普及に伴ってITの教育活用が注目を集めeラーニングという言葉が広まって20数年が経過しました.当初のブームの盛り上がりのあと,関心の推移はありましたが,ITの教育活用は着実に浸透し,コロナ禍によるリモートワークの一般化や,近年のDX,リスキリング,情報教育の必修化,GIGAスクール構想などを背景に教育のデジタル化がふたたび着目されています.
私自身は「教育のデジタル化」に大きな可能性を感じ、23年前に株式会社イーラーニングを設立しました。そして営利のみを目的として設計、開発されたものではなく、社会構成主義という思想に基づき設計され、「より良い世界のために、教育者の能力を向上させる」というミッションを掲げ、教育を実践するユーザが開発に参加しているOSS( Open Source Software)である「Moodle」を教育プラットフォームとして提供することを選びました。「Moodle」は単なる「いつでもどこでも」の学習環境ではなく、オンラインを通じてインタラクティブなコミュニケーションや共同作業を可能にする強力なツールです。グローバルでは大きなシェアを誇るLMSですが、今後成長が期待される東南アジアにおいても、教育のニーズが一層高まると考え、2022年には「Moodle」の普及を目的としてシンガポールに子会社を設立しました。
Title: From Overview to Application of SCORM Author: Kiyoshi Nakabayashi (EduDX lab.Asia Director) Publication Date: December 15, 2023 Overview: The standard specification for e-learning content, SCORM. SCORM has two versions: SCORM 1.2, released in 2001, and SCORM 2004, released in 2004. This report first describes Significance of Technical Standardization, and then introduces the structure and standardization of SCORM.