第10回「ラーニングイノベーショングランプリ2026」表彰式を開催

公立千歳科学技術大学大学院の研究チームに「株式会社イーラーニングEduAI賞」を授与

株式会社イーラーニング(本社:東京都港区、代表取締役:松崎 剛、以下「当社」)がネーミングライツスポンサーとして協賛する「ラーニングイノベーショングランプリ2026」の受賞者プレゼンテーションおよび表彰式が、2026年7月14日(火)、東京国際フォーラムにて開催されました。

「ラーニングイノベーショングランプリ」は、革新的な学習・教育方法やラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案することを目的に、2016年度から開催されています。2026年度は、第10回の節目となる開催です。

当社が提供する特別賞「株式会社イーラーニングEduAI賞」には、公立千歳科学技術大学大学院 小松川研究室 アドバイジングシステムチームによる研究「概念マップとルーブリックを統合した対話型学習支援モデルに関する研究」が選出されました。

当社は、創業以来25年以上にわたり教育事業に取り組み、現在は日本初のMoodle公式認定プレミアムパートナーとして、教育機関・企業・各種団体に向けて、学習管理システム「Moodle」の導入・運用を支援しています。

さらに、より良い教育環境の実現に向けて、Moodleに特化したAIサービス「EduAI for Moodle」の開発に取り組んでいます。今回の特別賞を通じて、教育におけるAI活用の可能性を広げる研究を支援し、その成果を広く社会へ伝えてまいります。

表彰式では、当社代表取締役の松崎 剛より、研究チームを代表して山本 鳳雅さんに表彰状を授与しました。

当社代表取締役 松崎 剛より山本 鳳雅さんへ表彰状を授与
当社代表取締役 松崎剛(左)と受賞者の山本さん(右)

受賞研究

研究名

「概念マップとルーブリックを統合した対話型学習支援モデルに関する研究」

研究チーム

公立千歳科学技術大学大学院
小松川研究室 アドバイジングシステムチーム

研究メンバー

山本 鳳雅さん
小松川 浩さん
上野 春毅さん
高野 泰臣さん

本研究は、授業内容の知識体系を表す概念マップと、理解度を評価する共通基準であるルーブリックを大規模言語モデル(LLM)に参照させ、学生との対話を通じて理解度を推定する学習支援モデルを提案したものです。学習者自身の振り返りや個別最適な学びを支援するとともに、教員による学習支援の負担軽減にもつながることが期待されます。

「株式会社イーラーニングEduAI賞」選出理由

本研究は、概念マップとルーブリックを統合することで、学習者の理解状況を構造的に把握し、個別の学習支援や授業改善につなげようとする点が評価されました。

教育現場において、教員がすべての学習者の理解状況を丁寧に把握し、それぞれに応じた支援を行うことは、時間的制約や業務負担の面から容易ではありません。

本研究は、AIとの対話を通じて学習者の理解状況を捉え、学習者自身の振り返りを促すとともに、教員による判断や支援を補助する可能性を示しています。

当社は、本研究が今後さらに発展し、学習者一人ひとりに応じた継続的な学習支援、教育現場の負担軽減および教育の質の向上につながることを期待しています。

受賞者コメント

公立千歳科学技術大学大学院
理工学研究科 理工学専攻 小松川研究室 修士1年
山本 鳳雅さん

このたびは、「株式会社イーラーニングEduAI賞」という大変光栄な賞をいただき、心より感謝申し上げます。本研究を教育におけるAI活用の可能性という観点から評価していただけたことを、大変うれしく感じております。

本研究では、授業を受けた学生が、自身の理解できている内容と不足している内容を十分に把握できないという課題に着目しました。そこで、授業内容の知識体系を表す概念マップと、理解度を評価する共通の基準であるルーブリックをLLMに参照させ、学生との対話を通じて理解度を推定し、復習すべき内容や今後の学習に関する助言を行う学習支援モデルを提案しました。

本研究の特徴は、学習者がAIとの対話を通じて、授業で学んだ内容を自分の言葉で説明する機会を得られる点です。単に授業内容を復習するだけではなく、対話の中で自身の理解度や理解が不足している部分を確認しながら、学習を深める効果が期待できます。さらに、概念マップとルーブリックを用いることで、システムが学習者との対話を通じて一人ひとりの理解度を把握し、その結果に応じたアドバイスを自動で提示できます。これにより、個別最適な学びを支援し、教育の質の向上に貢献できると考えています。また、教員がすべての学習者の理解状況を個別に確認して助言する負担を軽減し、学習支援を効率化できる点も本研究の重要な特徴です。

今後は、学生が不足している知識をより詳細に特定し、学習を支援できる仕組みへ発展させたいと考えています。教育現場において、学習者一人ひとりに応じた支援を継続的に提供できる仕組みを実現することで、教育DXの推進に貢献することを目指します。

受賞者コメントを述べる山本 鳳雅さん

「株式会社イーラーニングEduAI賞」について

株式会社イーラーニングは、日本初のMoodle公式認定プレミアムパートナーとして、教育機関・企業・各種団体に向けて、世界標準の学習管理システム「Moodle」の導入・運用支援を行っています。

また、より良い教育環境の提供を目指し、Moodle上の教材等を活用して、学習者、教員および管理者を支援する、Moodleに特化したAIサービス「EduAI for Moodle」の開発に取り組んでいます。

「株式会社イーラーニングEduAI賞」は、AIをはじめとする先端技術を活用し、学習者・教員・管理者が抱える課題の解決や、より良い学習環境の実現に貢献する研究を応援する特別賞です。

当社は今後も、MoodleおよびEduAIを通じて、学習者と教員の双方にとってより良い学習環境づくりを支援するとともに、教育分野における先進的な研究や実践を応援してまいります。

ラーニングイノベーショングランプリについて

「ラーニングイノベーショングランプリ」は、これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案することを目的とした産学連携型のグランプリです。

高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)の研究室・研究チームを対象に、2016年度より開催されており、2026年度は第10回の節目となる開催です。

主催:ラーニングイノベーショングランプリ実行委員会
共催:一般社団法人教育システム情報学会、特定非営利活動法人デジタルラーニング・コンソーシアム

公式サイト:https://ligp.gingerapp.co.jp/

株式会社イーラーニングについて

株式会社イーラーニングは、創業以来25年以上にわたり、教育とテクノロジーを組み合わせたサービスを提供しています。

日本初のMoodle公式認定プレミアムパートナーとして、Moodle LMSの導入支援、SaaS提供、保守・運用、カスタマイズ開発および学習管理システムに関するコンサルティングを行っています。

教育機関、企業、各種団体に対してオンライン学習環境の構築・運用を支援するとともに、Moodleに特化したAI基盤「EduAI for Moodle」の開発を通じて、教育のデジタル化「EduDX」の推進に取り組んでいます。

株式会社イーラーニング
〒108-0014
東京都港区芝5-29-20 クロスオフィス三田
https://www.e-learning.co.jp/